反抗期
反抗期がなかった子だといろいろな人に言われる。
親はもちろん、ばあさんや友達の母親にまで。
そうやって言う人に限って、
「いい子だね〜」と唱える。
誰も本当の俺なんか知るはずもないのに。
(俺自身がなかなか自分を解放できない部分があったから、仕方ないかもしれないけど)
たぶん、彼らにとっていい子ってのは親の言うことを素直に聞く人間なんだろう。
それで昔から「いい子だね〜」って言われてきた子たちは親に迷惑を掛けたらいけないと潜在的に思ってきた子どもなんだ。
今、写真や色んな音楽を聴くようになったのは、誰にも迷惑を掛けない唯一の俺の抗いなのかもしれない。
自分が好きなものをそうやって選択することが唯一の反抗なのかもしれない。