人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

コンテンツの話

コンテンツの面白さってすごく重要なこと。それをどこまで深く追求できているのか、映像を作りながら確認する。チームで、ときに一人で。これは面白いのか。どこで笑って欲しいのか。どこで共感して欲しいのか。どこで感動して欲しいのか。いまのテレビ番組にはコンテンツの面白さを追求しきれていない感がどこかしら漂っている気がする。
 
 関口宏東京フレンドパークはもう休止してしまった番組だけれど、あのブラウン管を通じて芸能人がアトラクションを楽しむという方式はいまも受け継がれ、消費されている。フジテレビでは嵐が毎週ゲストを呼んで、アトラクションを楽しんでいる。しかしながら、どこかあの番組は「アトラクションを楽しむ芸能人」というコンテンツをイマイチ活かし切れていないと感じてしまう。「嵐」というタレントがメインになっている。それはそれでいいのだけれど、嵐を番組のキーとして起用している他の番組と差が見られない。嵐を売り出している番組にしか見えない。

タレントだよりのコンテンツが絶えず生み出される原因はコンテンツの面白さを追求していないためではないだろうか。深く追求しないために、アレもコレも詰め込んだコンテンツが出来上がり、それをひとつにまとめようとするために(まとめっていると見せかけるために)、みんなが見知っているタレントを起用する。

CMが放送期間を過ぎたあとでも評価されるのは、インターネットの出現に起因ところが大きい。しかし、時間を超えて人々を楽しませるのはやはりコンテンツの強さがあるからなのではないか。