人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

帰る場所があると

小学生時代に仲が良かった四人で大晦日に集まって日付が変わるまで飲むという行事を毎年欠かさず行ってる。この行事があるから、年が明けることを実感できていた。
先日の大晦日はいつものメンバーが予定合わず、昨日いつもの4人で集まった。話題は毎年毎年同じことしか話していない気がしていて、まあこれだけ話しても飽きないものだなと。飲み会の合間合間で無言の時間はあるんだけど、それすらなんか心地よくて、昔からの友人はいいもんだなあと毎年毎年実感させられる。

今回の帰省で昔の友人に会うことが多くて、高校生のときは知り合いに会うのが嫌で嫌でたまらなかったのに、この歳になるとそんなことは一切思わなくなって、自分も多少は大人になったんじゃあないかと思ったりする。ばったり出会った高校の友人にもいわれたけど、地元を存分に満喫した帰省だった。普段は帰省するたびに、地元の良くない部分、ださいところ、ちっとも刺激がないところ、テレビもCMも面白く無いところも、昔から一切変わりないこの町が嫌いだった。明日にはその大嫌いな町から、東京へ戻るのだけれど、どうもまだこの町にいたいらしい。お母さんもおばあちゃんも相変わらず優しいし、たまに帰ってくれば飲んでくれる友人もいる。帰る場所、帰ってきてもいい場所があるっていうことを今回の帰省で思い出した、そう思えるようになった。そして、今回の帰省は一番笑ってた気がする。誰に対しても感情をおおっぴらにするのが苦手だった自分が。少しは大人になったんじゃないか。

あとどれだけ、向こうで頑張るのかわからないけど、折れそうになったらたまにこっちの空気を吸いにもどろう。