鎌倉に行ってきました。 - 人間賛歌ブログ

鎌倉に行ってきました。
鶴が丘八幡宮に行ってみたり、海に行ってみたり、商店街をぶらぶらしてみたり。

ひとりで。

まあ、別に一人でどこかに行くのは嫌いじゃありません。
しかし、場所と季節が悪かった。すれ違うのはかぽーと女子大生グループばかり。
目の保養にはなりました。ありがとう。

鎌倉いいね。美人というかお洒落な人ばかりで。
それも、表参道とかにいるような感じの人じゃなくて。
たまらんね。赤いカーディガンの女子がいてよかった。

写真は微妙なものばかり。

この親子を撮っていたら、子どもに気づかれた。

最近、広角レンズが気になる。
14mm-42mmでがんばってはいるものの、自分の思ったとおりの切り取り方が出来てない。
はい、実力不足ですね。

１人でカフェにも行きました。

カフェラテと本日のケーキ（ティラミス）。
１４時からセットで８００円なり。

落ち着いた雰囲気のお店。ＢＧＭは海が近いからか、ジャック･ジョンソン。
髭が似合う若い店主が淹れるコーヒーはたまらんです。
あと、奥さんがが美人だった。

とまあ、ここまでは普通の休日だった。
鶴が丘八幡宮でお参りから帰ってくるときに事件はおきた。

ふらふら歩いていると、木の棒を持ったおっさんと目が合う。
目が合うなーと思った時にはすでに話しかけられた後だった。

「パワーストーンの力見たくない？」

この人はなにを言っているのだ。その木の棒はどうした。
木じゃなくて石。これがなにを意味するのか、さっぱり分からない。

「ちょっと見てな」

そう言うとおっさんは木の棒をかざした。
そのすぐのことだ。そう、時間にして２秒、いや１秒。

おっさんがまるで何かに押されたかのように、仰け反ったではないか。

人間というものは面白いもので、思いもよらなかった事態に遭遇すると声が出なくなる。

私は声が出せなかった。

どのようなリアクションをとればよいのか分からなかったのである。
何か言わねば、そう自分に言い聞かせ絞り出てきた言葉（オト）は

「あ、おおー…」

おっさん、間髪を入れずに

「すごいだろ？」と。ドヤ顔で。

たまらず、私はまた繰り返した。

「あ、おおー…」

２人の間にしばらくの沈黙が訪れる。
ここで私は考えた。

これはおっさんが仕掛けたエイプリルフールのネタなのだと。
春休みに鎌倉に遊びに来たばか者を騙してやろうという魂胆なのだ。
私もひとつ騙してやろう、そういう気持ちが私の中で生まれた。

おっさんが口を開いた。

「今日はどっから来たの？」

「沖縄からきました」

そう答えてやった。

「お、沖縄！？」
おっさんはすげー驚いてた。そりゃあ、そうだ。
ここ鎌倉だもん。神奈川だもん。目の前の人が沖縄から来てたらびっくりするわ。

「え、沖縄のどこ？」

「あ、あー那覇です」

あぶねー、こいつとんでもねーことぶっこんできやがった。
沖縄とか行ったことないから、那覇市しか知らんし。

「あー、うちの娘がね、沖縄の〇〇ってとこにいてね。……」

え、なんか面倒臭いことになってきたよ。おい。

おっさんもおばさんの話とかしてきて、すごい面倒なことになった。

おっさんと一緒に写真撮ればよかったな。