レインマンを観ました。
http://d.hatena.ne.jp/ydyk/20110802/1312255970
ツタヤが旧作DVD100円せーるをやっていたので借りてみました。
あと、ハングオーバーの中で「レインマン」というワードが出てきたので。
以下、あらすじ。
高級車のディーラーをしているチャーリー(トム・クルーズ)のもとに父の訃報が届く。遺産目当てに故郷にかえったチャーリーは遺産のすべてが、会ったこともない自閉症の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)のものになると知る。遺産を手に入れようと、チャーリーはレイモンドが入所している施設から強引にレイモンドを連れ出し、ロスに戻ろうとするのだが・・・
ウィキペディアより。
この映画で印象に残っているのは、
- トム・クルーズとダスティン・ホフマンの演技
- 特徴的なBGM
特にダスティン・ホフマンの演技には脱帽。実際に彼自身が自閉症、まるで脳に障害があるかのような演技。自閉症が具体的にどのような症状のものかは知りませんでしたが、この映画を見ると自閉症がどのようなものなのか、ダスティン・ホフマンの演技から知ることが出来ます。トム・クルーズは遺産をなんとかして兄から奪おうとする役柄(映画の中盤くらいまで)を見事に演じています。観ている人に適度な苛立ちと自分が「この立場だったら…」という考えを持たせてくれる演技でした。映画を見た後で、トム・クルーズ自身も幼い頃から障害を持っていることを知り、また感動。
幼い頃から学習障害(LD、具体的には、失読症(Dyslexia:ディスレクシア)つまり書かれた文字を読む上での障害)を持ち、自身、障害者にかかわる映画(『レインマン』)や、この障害の理解を推奨するための映画(『デイズ・オブ・サンダー』)も製作主演している
BGMもすごくいい。
作中のところどころでこのBGMが流れる。そのときは台詞もなく、2人の表情だったり、その周囲の世界だったりが映像として流されんだけど、それが視聴者に考える余裕を与えさせる。「このときの2人は何を考えてるんだろう」、「これから2人はどうなるのだろう」余韻に浸ることが出来るBGMだなーと思った。
あとは、冒頭でも少しだけ触れたけど、ハングオーバーと被る部分がいくつか。というより、ハングオーバーがオマージュしたシーンがあった。スーツを仕立ててから、2人がエスカレーターで地下のカジノに下っていくシーン。ハングオーバーでオマージュされてたなー。
物語自体は淡々と進むんだけど、時間がゆっくりと流れる映画でした。まるで小説を読んでるかのような映画。普段はSFだったり、アクションシーンがある映画を好んで観る自分にとっては新鮮な映画でした。
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