人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

Vimeoより「Left Right」を観ました。

http://vimeo.com/30385185

この映像すごいです。
制作は「caviarfilms.com」。そこにあったこの動画の説明文です。

What if your left arm was jealous of your right? Boris' left arm is envious of its counterpart. It has every reason to feel left out and after 35 years, decides to take charge.

「もし左手があなたの右手にジェラシーを感じてたらどうする?」

この動画はこの一文に尽きます。この動画を観ながら、「うわ、やられた」とこの動画に嫉妬してしまったよね。

この動画内で、人の顔が出てくるのは、クラブのシーンとラストの事故シーンのみ。あとは手、手、手。主演は手なんです。右手と左手の対比の映像がちりばめられています。
左利きの方は経験があるんじゃないでしょうか。親に利き手を右手に矯正されるシーンが演出として使われます。
僕は、この遊びをしたことはありませんが、ビー玉をはじく遊びのシーンが使われます。場所は外。右手はビー玉をはじくのに使われるんですが、左手の方は、ご主人を支えるために地べたに左手をついています。この遊びの花形ともいえるビー玉をはじく行為をさせてもらえない左手。ううん、もし左手に意思があったなら嫉妬してしまうかもしれません。
場面は変わって、クラブのワンシーン。主人公がクラブでイイ感じになった女の子といちゃつきはじめます。右手は女の子の胸を触っています。なんと羨ましい…!左手はというと、女の子のお尻を触り、いざ、手を女の子の前の方に持ってくると、左手は女の子によって拒否されてしまいます。むむむ、無念。
物語の主軸は主人公が車を運転しているというもの。そのシーンの中でも、左手はぞんざいな扱いを受けます。車のハンドルを握るのは右手。左手はと言うと、窓のところに手をかけているだけ。

とまあ、幾つか羅列してみました。上に挙げたものは、無意識のうちに行われる日常的な行動を映しているんですよね。ただ、主役は左手。あくまでも手の目線なんです。だから、台詞もないんだと思います。
しかし、ここから左手の反撃が……

ここから先は動画でお楽しみくださいませ。

映像も音楽もキレイ。というか、音楽が怖いです。