人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

好きなCM

2007年に放送されたマクセルのこのCMを、この間の授業で観ました。
大学4年というこの時期に観たからなのでしょうか、不覚にも涙が。。。しかし、授業中だったので一目が気になり思い切りは泣けず、家に帰ってからじっくり観ました。
全く知らない人たちの卒業式なのに、なぜこんなにも泣けてしまうのだろうか。

休校になる鹿児島県の新留小学校の最後の7日間を追ったドキュメント。TX系列で2007年3月31日に放送された「ずっと、宝物」と言う番組内でオンエアされたマクセル­のCM。2007年ACCCMフェスティバルのグランプリを受賞。

"マクセルDVDタイムカプセルプロジェクトⅡ"に寄せられたエピソードから選ばれたのが、この新留小学校の休校までの7日間だったようで。この小学校に通う3人や先生、さらにはOBまでもが出演する。著名人が一切起用されていないこともこのCMの特徴のひとつではないでしょうか。ドキュメンタリー番組は個人的に好きで、情熱大陸をはじめ色々なドキュメンタリー番組を見るのですが、やはりそこに出演するのは一般の人とはかけ離れた、あるいは中々体験できない世界の人が紹介されている。非日常をテレビを通じて覘くことが出来るのは嬉しいのだけれど、やはりその世界観には共感という感情は生まれず、ただただ眺めるだけのもの。
一方でこの新留小学校のCMは誰もが経験する"小学校の卒業式"が題材になっている。大学から大学院にいくという選択肢を覘けば、生涯で最も長い学生生活を過ごすことが出来る小学校。6年間通い続けた小学校や、休み時間に利用したグラウンド……6年間の学生生活の中で数を挙げればキリがないほどの思い出がそこに詰まっているのではないだろうか。このCMを観た人は通った小学校は違えど、それぞれの思い出がある。そこに共感が生まれたのではないだろうか。。。

それにしてもこの校舎の感じ好きです。創立131年、131年分の思い出が詰まってるんでしょうね。教室に差し込む光がすごくやわらかく感じられます。音楽もこの映像にマッチ!