人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

劇場版PSYCHO-PASS サイコパスを見ました


劇場版サイコパスを見ました。

年始からクライアントの要求が激しく、かなり仕事が激しくなってきたけれどもなんとか色相を保ちつつ毎日をこなしていますが、連日の深夜作業で濁った色相を浄化すべく劇場版サイコパスを見に行きました。
テレビ放送1期、2期をみる程度にはサイコパスが好きで(1期に関しては何度か見返した)、二期も脚本が虚淵玄さんから変わったと聞いたけれど、それなりにストリーは好きで、今回の劇場版にそれなりの期待感を持って見に行きました。

あらすじ。

世界は禁断の平和(システム)に手を伸ばす。
2116年――常守朱が厚生省公安局刑事課に配属されて約4年が過ぎた。
日本政府はついに世界へシビュラシステムとドローンの輸出を開始する。長期の内戦状態下にあったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)のハン議長は、首都シャンバラフロートにシビュラシステムを採用。銃弾が飛び交う紛争地帯の中心部にありながらも、水上都市シャンバラフロートはつかの間の平和を手に入れることに成功した。シビュラシステムの実験は上手くいっている――ように見えた。

そのとき、日本に武装した密入国者が侵入する。彼らは日本の警備体制を知り尽くしており、シビュラシステムの監視を潜り抜けてテロ行為に及ぼうとしていた。シビュラシステム施行以後、前代未聞の密入国事件に、監視官・常守朱は公安局刑事課一係を率いて出動。その密入国者たちと対峙する。やがて、そのテロリストたちの侵入を手引きしているらしき人物が浮上する。
その人物は―― 公安局刑事課一係の執行官だった男。そして常守朱のかつての同僚。
朱は単身、シャンバラフロートへ捜査に向かう。自分が信じていた男の真意を知るために。男の信じる正義を見定めるために。


放映時間は2時間ちょっと。映画を見てるというより、二時間ちょっとのアニメをでかいスクリーンと大きなスピーカーで見ている気分で、映画館で見ていることにかなりの違和感でした。メリハリのない映画に仕上がっていました。すごくすごくつまらなかったです。今回脚本に虚淵玄が入っているので相当期待して映画を見に行きましたが、すごくぐごく残念です。正直なところなにがやりたかったのかよくわからず、、、
というのも、シーアン政府は狡噛率いるテロリスト集団(反社会勢力)をシビュラシステムの世界には必要ではないと排除に努めます。ドミネーターなどで捕まえるわけではなく、一応サイコパスを計測した上で、銃火器、戦車(メタルギアに出てきそうな、シャゴホッドみたいなやつだった)、ミサイルなんかで、抹殺していきます。それこそ皆殺しレベルで。
物語が進むにつれて、政府は実は悪い奴らでシビュラシステムの目をかいくぐっていいようにしてました〜(これもシビュラシステムの読み通り。そうなるようにわざと泳がせていた)なので、公安局がその政府を潰します〜なノリで物語は収束します。物語の途中、シーアン政府に常森あかねと狡噛は捕まってしまうのですが、を助けるべく日本から執行官たちがくるんだけど、登場シーンでいきなり政府の軍人を殺しまくる。そんな光景を見た常森あかねは特になんのリアクションもなし。シーアン政府がテロリストを殺している時に常森あかねは、「こんな状況で計測したサイコパスが正常なわけがない、うんぬんかんぬん」言っていましたが、それもどこへやら。TVアニメシリーズの時よりもアラが目立っているように思えました。

サイコパスの近未来感だったり、

ちょっとハードボイルドなところ、気の利いたセリフ回し、


カウボーイビバップの第一話となんとなく重なる。

常森あかねをはじめとする公安局が仕事しているところ

そんなところが好きだったのに、今回はその好きだった部分が特に薄れていて残念だった。終始ドンパチしていて、それって別にサイコパスでやらなくてもいいやんって思いました。サイコパスの物語の展開の仕方とか、第一期のシビュラシステムの正体が段々と暴かれていく展開はサイコーにワクワクしましたが、今回の劇場版はどうにも予定調和感が否めなかったです。シーアン政府の議長はきっと、公安局の局長と同様シビュラシステムなんだろうなーと早々に感づいてしまうし。
あとは音響が本当に酷かった。特に高音域が酷かった。これに関しては、リカックス (@Licaxxx) さんもおんなじこと言ってた。


そして、日本人声優たちの英語がちょっと聞くに堪えない。

第一期がGyaOで無料配信しているので、それを見ながら色相浄化してきます。