人間賛歌ブログ

映画、音楽、仕事、食べ物、、自分が取り込んだもので自分がどうやって成長していくかの記録です。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアを観ました。

や、ジャケットかっこいい。今週3本目ですかね。タイトルとこのジャケットからてっきりハードボイルドものだと思ってたんだけど、なんともコメディ。でも、観終わった後に感じたのは、ハングオーバー『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を観ました。 - だらだらなるままに。の時に感じた面白さじゃなく、レインマンレインマンを観ました。 - だらだらなるままに。を観終わった時に感じたものに近かった。
以下、あらすじ。

とある病院で余命幾許もないと診断された二人の若者。天国で流行しているという海の話をするために、海を見たことがないルディとマーチンは車を盗み、病院を脱走し海へと走り出した。途中で犯した強盗の罪により警察と車を盗まれたギャングの双方から追われる立場となった二人が海で見たものとは―。

ウィキペディアより。

作中では2人の過去についてはほとんど語られない。2人に関して、彼らの容姿から読み取ることしか出来ない。(作中にマーチンに関しては母親のことが少しだけ出てくるけど)マーチンは切れ長の目、短髪、いつもタバコをくわえている。少しキツイ口調。ルディは天然パーマのかかった長い髪で、穏やかそうな表情。健康に悪いからとタバコも吸ったことがない。容姿も性格も正反対の2人に唯一共通するものが、お互いに余命がほとんどないということ。2人は同じ病院で、マーチンは脳に腫瘍、ルディは末期ガンで余命宣告をされる。
Knockin' on heaven's door
"天国の門を叩いている奴ら"
脳に腫瘍があるマーチンと末期ガンのルディ。彼らはそう、天国の門を叩いているところまできている。

ここまで見ると、なにか重そうな映画なのかと思ってしまうが、中身はいたってシンプルなコメディ。2人は物語の序盤で、ギャングから車を盗む。そのギャングがなかなかキャラが立っていていい。二人がその車に乗りながら、海を求めて奔走するのだが、要所要所で出てくる登場人物たちも存在感のあるキャラばかり。そのキャラの立った脚本がこの映画をコメディたらしているのだろう。

マーチンとルディ、一見相容れないように見える二人のやり取りが、なんだかかっこいい。や、かっこいいというよりはまるでルパンと次元を見ているかのよう。ま、昨日ルパン三世を観たからなのだろう。男臭さがたまらない映画。しかし、この男臭い友情がいい。寿命を抱えながら二人で、まだ見たことも無い海を求める。ただそれだけなのに、なんでこうもかっこいいのだろう。オススメです。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [DVD]

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